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「スマートビレッジ事業」

D-Labでは、『スマートビレッジ事業』として、次の課題を挙げて、ソフト/ハード面での技術開発を進めております。

『IoTベースの情報通信機能の普及を目的として、これまでデータフローの下流から上流で個別に提案されてきたICTモデルを検証・統合化し、一貫したフローに沿って処理可能なスマートビレッジ実現のためのLoRaWANベースのビジネスパッケージの提案』

この課題を達成するために、下流のセンサターミナル設計(ハード)から上流のデータマネージメント設計(ソフト)まで実証実験を重ねながら、先駆的なLoRaWANシティであるドイツ・ベルリン市での実証実験と対比しながら、モデルビレッジとして選んだ熊本県阿蘇郡西原村において先駆的なIoTネットワーク構築を実現するための基礎的実証試験(パイロットプロジェクト)を実施しています。

下図に、モデル事業として展開するLoRaWANベースのスマート・ビレッジ構想の概要を示します。 データフローの低層にLoRaネットワークを張ることで、低速低電力かつ広範囲でのIoT技術の展開が可能となり、下流(下層)から上流(上層)において、以下のような具体的な実証実験を系統的に実践できる環境が整備されます。

  • 農業・畜産・林業・中小製造業などの各種産業分野でのICT利活用
  • ネットワークにおける情報のprivate(私有) と public(共有)の共存と棲み分け
  • ユーザー毎のIoTデータ情報の利活用(private networkとしての展開)
  • 組合や自治体でのIoTデータの包括的な利活用を可能にするpublic networkとしての展開
  • 森林保全のための(カーボンクレジットを志向した)環境情報の取得・蓄積・評価
  • 老人保健施設や教育施設での見守り機能の展開(GPS等の見守りセンシング機能)
  • 工業団地エリアでのprivate/public network構築(会社組織/家族単位でのIoTデータ利活用)
  • 人工知能 (AI) を併用したコンピュータビジョンを活用し、スマートビレッジに携わる様々な分野の運用においての実証実験(D-Lab コンピュータビジョンプロジェクト参照
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